体験を”贈る”メリットとは?
日本全国の厳選された宿やレストランなどでの「体験」を贈ることができる「体験ギフト」が人気です。贈る側の気持ちと、贈られた人の好みが両立する素敵なギフトになります。
「思い出」を贈ることができる体験ギフト
大事な人やお世話になった方へ贈り物をするのはとても大切な習慣ですが、なかなか難しいものです。相手の方の好みを知り尽くしていれば、どんなものを贈ればいいかがわかります。しかし、仕事上の付き合いでプライベートがわからなかったり、当たり障りなものではなく印象に残るものを贈りたかったりすると、選ぶのに迷ってしまいますよね。
そんなときに心強いのが「カタログギフト」です。さまざまなアイテムが載ったカタログを贈り、その中から贈られた人が好きなものを選ぶシステムで、お中元やお歳暮、結婚披露宴の引き出物などに使われています。
しかし、自分の好きなものを選べるというのはありがたいのですが、実はカタログに載っているようなものはだいたい家にあって、それ以上増えてもジャマになるだけ… ということもあるようです。
最近では「断捨離」や「ミニマリスト」などという言葉が流行したりして、本当に必要なモノだけを持つ暮らしを実践する人も増えてきました。
モノがたくさんあることが豊かさではなく、どれだけ貴重な経験をするかという「モノよりコト」という考え方も浸透しつつあります。
そんな背景から登場したのが「体験ギフト」です。
カタログに載っているのは、日本各地の厳選された宿やレストラン、名湯やスパ&エステサービスです。贈られた人は、その中から自分の好みの「体験」を選ぶことができます。
「あの人にリラックスした時間を過ごしてもらいたい」
「美味しい料理を味わってもらいたい」
「忙しいあの人に日頃の疲れを癒してもらいたい」
「素晴らしい景色とおもてなしを堪能してもらいたい」
という気持ちを形にできるというわけです。
モノではなく、思い出を贈ると考えてもいいかもしれません。
SNSにアップして「お礼」もできる
体験できるジャンルとしては、宿泊体験、グルメ体験、温泉体験、スパ体験などが一般的です。価格帯はそれぞれ異なっていて、宿泊体験などは3~10万円、グルメ体験やスパ体験、日帰り温泉体験などは1~3万円程度です。
日本全国の宿やレストランが掲載されているので、贈られた人は近場で選ぶこともできれば、あえて遠くの宿を選んで旅行を計画することもできます。
旅慣れている人には「ここは行ったことがないね!」と新たな旅のプランを考えてもらうこともできますし、普段あまり旅行をしない人には出かけるきっかけとしてもらうこともできます。
贈る側が決めてしまうと、こうはいきません。このあたりの自由度はカタログギフトならではの利点ですね。あくまで、贈る側は素晴らしい体験をしてもらいたいという気持ちを届けるだけで、そこから先は贈られた人の考え方や都合に合わせてプランニングしてもらえるという「いいとこどり」ができます。
また、最近はSNSなどを楽しんでいる人も多いので、モノを贈るよりも体験をプレゼントするほうが喜ばれるということもあるかもしれません。贈り主へのお礼についても、旅先での1カットを添えてメールしたり、SNSにアップして感謝の気持ちを伝えるなんてことがあるとうれしいですね。
体験型カタログギフト比較のポイント
大切な人へのプレゼント。失敗しないために、体験型カタログギフトの基礎知識と選び方のポイントをご紹介します。